京都・宇治で新茶シーズンPR 八十八夜の新芽摘み

「八十八夜茶摘みの集い」で新芽を摘む「宇治茶宣伝隊」=2日午前、京都府宇治市

 茶産地として有名な京都府宇治市で2日、新茶シーズンの訪れをPRする「八十八夜茶摘みの集い」が開かれた。公募で選ばれた「宇治茶宣伝隊」が新芽を摘み取った。

 業界団体の京都府茶業会議所などが主催した。会議所によると、2月4日の立春から数えて88日目ごろに収穫が最盛期を迎えるため八十八夜茶と呼ばれる。これまで女性限定の「宇治茶レディ」がPR活動を続けてきたが、ジェンダー平等の観点から今年は宣伝隊に改称し、男性も加わった。

 宣伝隊の一人で京都府南丹市のアルバイト、藤林シュウさん(24)は「栄養を蓄えて冬を越す新茶のように、宇治茶の魅力発信に取り組みたい」と話した。

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