鮮やか1万6000株 シバザクラが見頃迎え ハートマークなどフォトスポットも/岡山・西粟倉村

岡山県西粟倉村大茅の「おおがや芝桜公園」で、シバザクラが見ごろを迎えた。紅白や薄紫などの色鮮やかな花々が山里の景色を彩っている。10日ごろまで開園する。

同園は2015年から住民グループ「大茅地区活性化協議会」が、岡山市内の高校生や大学生らの協力を得て整備を行っている。約1万平方メートルの棚田のあぜ道やのり面には約1万6000株が植えられており、今年は昨年より10日ほど早く開花したという。

園内には周囲を見渡せる展望デッキや、同じ色の花をそろえて作ったハートマークと「おおがや」の文字が映えるフォトスポットなどがあり、訪れた行楽客はカメラを手に思い思いに撮影を楽しんでいた。

岡山市北区から来た越智和典さん(73)と妻の園子さん(69)は「周囲の新緑とのコントラストも美しく圧巻」、「実際に見ると、そのスケールの大きさがわかる。来てよかった」と話した。

このほか敷地内にあるカフェでは、地域住民たちが手作りのケーキや軽食、シバザクラをモチーフにした小物などを販売している。入園は無料だが、維持管理のため高校生以上に協力金(150円)を募っている。

© 津山朝日新聞社