「広島県内 経済は持ち直している」 中国財務局 経済情勢報告  個人消費など好調

中国財務局は、3か月に一度、発表している「経済情勢報告」(4月25日)で、広島県内の経済について「持ち直している」との見方を示しました。

中国財務局 錦織功政 局長
「県内経済は ”持ち直している” と全体判断をすえ置いています」

中国財務局が発表した経済情勢報告によりますと、「個人消費」はスーパーや百貨店では外出用品などが好調で、販売が前の年を上回っているということです。

また、乗用車もメーカーからの供給が増えて、販売が前の年を上回って推移しています。機械などに生産の減少があるものの、全体としては2期連続で「県内経済は持ち直している」との見方を示しました。

一方で、県内の246社からヒアリングした「企業の景況感」は4期ぶりに「下降」に転じました。「電気代のコストアップや食品の高騰などが影響している」とみています。

先行きについて中国財務局では、「金融資本市場の変動などの影響に十分注意する必要がある」としています。

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