フィギュアスケート・アイスダンスの村元哉中(30)、高橋大輔(37)組=関大KFSC=が2日、東京都内で開いた記者会見で引退を表明した。男子で世界選手権を制した高橋は2014年に一度は競技生活から退き、復帰後の20年にアイスダンスに転向。異例の挑戦を終え「(最初の)引退とは違い、すっきりしている。十分やり切れたかな」とすがすがしい表情で語った。
今年2月の四大陸選手権後、古傷の右膝に「限界」を感じた高橋が「競技レベルに体がついていかない」と引退の意向を村元に伝えた。19年1月にアイスダンスへ誘った村元は「これ以上最高のパートナーはいない」と受け入れたと明らかにした。