晴天にTシャツはためく 高知・黒潮町の風物詩

高知県黒潮町の砂浜で始まったアート展=2日

 全国から寄せられた写真や絵画をプリントしたTシャツ1159枚を、砂浜に洗濯物を干すようにして展示するアート展が2日、高知県黒潮町で始まった。観光客や地元住民らが、ロープにつるされたTシャツを背景に写真を撮るなどして楽しんだ。7日まで。

 同町のNPO法人「砂浜美術館」が主催。1989年から始まり、今回で35回目となる「町の風物詩」(担当者)だ。

 同町出身で千葉県柏市から帰省した三浦悠さん(33)は、0歳の息子の写真に自作のイラストを添えた作品を応募した。「地元のいつも見ていた場所に自分の作品が展示され、それを子どもに見せることができてうれしい」と笑顔を見せた。

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