遊具ロープが首に、男児意識不明 埼玉の保育園

意識不明の状態で搬送された男児が遊んでいたとみられる「なずなの森保育園」の遊具=2日午後5時53分、埼玉県久喜市

 2日午前10時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東2丁目の「なずなの森保育園」から「遊具のロープが園児の首に巻き付き意識がない」と119番があった。幸手署によると、男児(3)が意識不明の状態で搬送された。署が業務上過失傷害の疑いも視野に、詳しい状況を調べている。

 当時は園児30人超が屋外の園庭で遊んでおり、職員が6人いた。園児が職員に異変を伝えた。遊具は土が数メートルの高さに盛られたなだらかな山形。上部に打たれたくいからロープが垂らされ、男児はこの遊具で遊んでいたとみられる。

 保育園の理事長は取材に「事故を起こしてしまい、申し訳ない」とコメントした。

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