公明代表「国民に理解得られない」 LGBT法に消極的な自民を批判

街頭演説する公明党の山口代表=2日午後、東京都内

 公明党の山口那津男代表は2日、東京都内で街頭演説し、LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案の成立に異論が多い自民党を批判した。差別禁止法の制定を求める声もあると指摘した上で「まずはマイルドな歩みをしていこうという国会の議論すらも否定する。消極的な姿勢は国民に理解を得られない」と強調した。

 山口氏の街頭演説は3日の憲法記念日を前にした恒例行事。性的少数者の権利について、個人の尊厳や平等を定めた憲法の人権規定から導き出されるとも主張した。

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