ホテル、旅館もSDGs 環境配慮の31施設を認証

観光品質認証協会によるホテルや旅館のSDGs認証マーク(同協会提供)

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成へ積極的に参加する宿泊施設として、全国で31のホテルや旅館が4月末までに認証された。脱炭素やごみ削減など環境への配慮を評価する。制度を運営する観光品質認証協会によると、約200の宿泊施設が認証に向けた審査を希望。将来的には2千施設程度の認証を目指す。

 上高地帝国ホテル(長野)は、水力発電由来の電力購入などでCO2排出量の実質ゼロを達成。札幌プリンスホテルはプラスチック製ストローを廃止し、消毒した排水をトイレで再利用している。

 「ブッキング・ドットコム」が各国旅行者に昨年実施したアンケートでは、81%が「サステナブルな旅は重要」と回答した。

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