日本初の国産自動車を開発した山羽虎夫をもっと知って!/岡山市の京橋へ胸像を移転【岡山市】

明治時代、国内初の自動車を開発した岡山市出身の発明家・山羽虎夫の功績を広く知ってもらおうと、山羽の功績を示す胸像が岡山市の京橋に移転されました。
現在の岡山市北区表町で電気機器工場を営んでいた山羽虎夫は1904年5月、日本初の国産自動車・山羽式蒸気自動車を開発。胸像はその功績をたたえようと1954年、市民有志によって岡山城の内堀そばに建てられました。
しかし、目立ちにくい場所だったため、市民らが移転を求めて市に要望書を提出していました。
2022年11月には山羽が自動車分野の発展などに貢献した人物を顕彰するNPO法人・日本自動車殿堂の殿堂者に選ばれるなど、あらためてその功績が脚光を浴びる絶好のタイミングとなり、移転された場所も、江戸時代に世界で初めて空を飛んだとされる浮田幸吉の碑の近く。岡山を代表する偉人2人を一緒に顕彰します。
胸像の移転に合わせ、119年前、山羽が自動車を初めて動かした5月7日には京橋朝市でイベントがあり、山羽式蒸気自動車のレプリカやパトカーなどが展示されます。

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