反対地権者が採決方法批判、佐賀 オスプレイ用地売却、法的措置も

記者会見する「オスプレイ反対住民の会」会長の古賀初次さん=2日午後、佐賀県庁

 陸上自衛隊輸送機V22オスプレイの佐賀空港(佐賀市)配備計画に関し、地権者でつくる協議会が1日の総会で国への土地売却を決めたことを受け、配備に反対する地権者が2日、佐賀県庁で記者会見を開いた。出席者の3分の2以上の賛成で可決とした採決方法を疑問視し「(決議は)成立していないのではないか」と訴えた。法的措置を検討していることも明らかにした。

 会見したのは「オスプレイ反対住民の会」会長の古賀初次さん(74)。1日の総会で、地権者全員の合意が必要だと訴えたが、協議会の会長から明確な回答が得られなかった。採決は賛成184票、反対49票だった。

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