【ニューヨーク共同】2日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、前日と比べた下げ幅が一時、600ドルを超えた。米地方銀行ファースト・リパブリック銀行の経営破綻を受け、金融システムへの不安が再燃。銀行株を中心に売り注文が膨らんだ。
破綻したファースト銀は、米金融最大手JPモルガン・チェースが買収を決め、預金やほぼ全資産を引き継いだ。ただシリコンバレー銀行(SVB)など、今年に入り米銀3行が相次いで破綻しており、余波が他の銀行に及ぶことへの懸念がくすぶっている。
午前10時現在は前日比152.60ドル安の3万3899.10ドルを付けた。