米、0.25%利上げ継続か 銀行破綻の影響焦点

FRBのパウエル議長

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は2日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を2日間の日程で始めた。物価上昇率は目標を大きく上回る水準が続いており、インフレ抑制を優先するとみられる。市場は0.25%の利上げを見込む。

 ただ米国では3月のシリコンバレー銀行(SVB)など2行に続き、今月1日にはファースト・リパブリック銀行も経営破綻した。FRBは追加利上げが景気に与える影響も慎重に見極める構えだ。破綻による金融不安の高まりをどう評価するかが、利上げ継続の可否の焦点となりそうだ。

© 一般社団法人共同通信社