アレ!? つま先上がりの正解なんだっけ? 短く握ってコンパクト振り 内田ことこ

「つま先上がりが苦手な人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーZさんの悩み】
「つま先上がり・下がり、左足上がり・下がりの4つの基本的な攻略法を、いまいち把握できていません。基本的な攻略法を、分かりやすく簡潔に教えてください」

【内田ことこのレスキュー回答】
傾斜の基本的な攻略法は、頭の中で記憶していても、コースに出ると真っ白になり、意外と忘れてしまうものです。今回から4回にわたり、ミスの傾向から逆算して考える内田流・傾斜克服法をお教えします。1回目は、比較的に覚えやすいつま先上がりからスタート♪

1. こぶし一個以上クラブを短く握る

軌道を意識するのではなく短く握るだけ(撮影/中野義昌)

つま先上がりではスイング軌道がフラットになり、ボールが左に曲がりやすいです。少しでも曲がり幅を抑えるには、クラブをこぶし一個以上、短く握ります。これだけでクラブはアップライトに上がり、曲がり幅を抑えることができます。

2. ボール位置は真ん中やや右足寄り

最低でもクラブは1番手上げる(撮影/中野義昌)

ボールと自分の視点との距離が近いため、平らなライよりダフリやすい状況ともいえます。ボールは真ん中、もしくはやや右足寄りが鉄則。インパクトでボール手前にヘッドが落ちず、直接コンタクトしやすい状況を、事前につくっておきます。

3. 直前の素振りは3~4割で振る

切り返し以降は腕より下半身を積極的に動かす意識で(撮影/中野義昌)

スイングはフルスイングの7~8割で、コンパクトに振ります。ただ、体はなかなか反応してくれないもの。そこで事前の素振りは、本番の3~4割の振り幅で行います。実際のスイングは、どんなに注意してもイメージより大きく振ってしまうものという認識が重要です。

【今回のまとめ】左に行きやすい&ダフリを逆算すればOK♪

意識だけではなかなかコンパクトに振れない(撮影/中野義昌)

こぶし1個以上クラブを短く握る。
・ボール位置は真ん中やや右足寄り
・直前の素振りでは1.2倍で振る。

取材協力/東松苑ゴルフ倶楽部

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