米トンガ大使館、今月開設 中国に対抗、関係強化

 【ワシントン共同】クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日、南太平洋の島国トンガで準備を進めている米大使館について、今月開設できるとの見通しを明らかにした。上院の公聴会で証言した。外交拠点を設置して関係を強化し、太平洋地域で影響力を強める中国に対抗する狙い。

 米国は1月、ソロモン諸島に約30年ぶりに大使館を開設した。バヌアツ、キリバスにも大使館を新設する予定で、太平洋島しょ国との連携を急いでいる。

 中国がソロモン諸島と昨年4月に安全保障協定を締結し、米国では海洋進出の拠点として利用されるとの懸念が高まっている。

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