台湾海峡周辺で中国軍が活動 軍用機27機、艦船7隻

国際航空宇宙ショーでデモ飛行を行う戦闘機「殲16」=2022年11月、中国広東省珠海市(CNS=共同)

 【台北共同】台湾国防部(国防省)は3日、中国の軍用機延べ27機と艦船延べ7隻が同日午前6時(日本時間同7時)までの24時間に台湾海峡周辺で活動したと発表した。軍用機のうち戦闘機「殲16」など延べ13機が台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」中間線を越えたり、南西や南東、北東などの防空識別圏に進入したりした。

 大型無人機「BZK005」は台湾の北東から東側海上を経て、南西まで回り込んだ。4月28日には偵察・攻撃型無人機「TB001」を南西から東側海岸を経て東北まで飛行させており、中国軍は活動をエスカレートさせている。

 3日発表の軍用機は他に、偵察や対潜哨戒を担う「運8」など。

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