香港「リンゴ日報」創業者釈放を 息子が訴え「報道の自由を破壊」

2日、米ニューヨークで取材に応じる黎崇恩氏(共同)

 【ニューヨーク共同】香港紙、蘋果日報(リンゴ日報=廃刊)創業者の黎智英氏の息子、崇恩氏(28)が2日、米ニューヨークで共同通信の取材に応じた。「香港政府は報道の自由を破壊し、父の言い分は取り上げられない」と批判し、香港国家安全維持法(国安法)違反罪に問われた智英氏の釈放を訴えた。

 国連が定めた3日の「世界報道の自由デー」に合わせ、国際非営利団体のジャーナリスト保護委員会(CPJ)の招待で米国に滞在中。各国の外交官らと面会するほか、来週には米議会の「中国に関する議会・政府委員会」の公聴会にも出席する。

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