
【北京共同】中国で3日、労働節(メーデー)に伴う5日間の大型連休が最終日を迎えた。新型コロナウイルス感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策終了後で初の労働節となり、各地は記録的人出となった。コロナで低迷していた旅行や消費の回復が鮮明となり、感染状況が落ち着いて「脱マスク」が進んだ。
中国メディアによると、上海市の観光地、外灘(バンド)には5月1日に67万人が訪れ、労働節として過去最多となった。市は雑踏事故防止のため警備を強化し、観光客を一定人数に分けて入場させる措置を取った。
北京では連休中に深刻な黄砂が観測されず、大勢の市民がマスクをせずに外出した。