貴景勝、左膝は快方に向かう 春場所で負傷、師匠が説明

稽古場で汗を流した貴景勝=3日、東京都板橋区

 左膝の負傷で3月の大相撲春場所を途中休場した大関貴景勝について、師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)が3日、東京都板橋区の同部屋で取材に応じ、6度目のかど番となる夏場所(5月14日初日・両国国技館)の出場へ「(膝は)だいぶ良くなっている。もちろん本人も目指してやっている」と現状を説明した。

 この日の稽古では膝にテーピングを施さず、四股やすり足、てっぽうなどの基礎運動で汗を流した。負傷後は相撲を取る稽古ができない中、筋力トレーニングなどで体を鍛えてきたという。親方は「ある程度相撲を取って、感覚を取り戻さないと。徐々に徐々にやっていく」と語った。

© 一般社団法人共同通信社