なしでこジャパンも出場の女子W杯、欧州では最悪放送なしか…FIFA会長、放映権料が低すぎと脅す

なでしこジャパンも出場する女子ワールドカップ。7~8月にオーストラリアとニュージーランドで共催される。

『BBC』によれば、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、欧州テレビ局が放映権料のオファー額を引き上げない限り、欧州5か国で今大会の放送をさせないと脅したとのこと。

英国、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスからの提示額に失望させられたとしつつ、選手と世界中の全女性に対するビンタ(のような仕打ち)だと述べた。

これまで女子W杯の放映権は男子W杯を含めた他のイベントと一緒にされていたが、FIFAは初めて入札プロセスを分けた。

欧州の各放送局は、男子W杯の放映権には1億~2億ドル(136~272億円)を提示したが、女子W杯では100万~1000万ドル(1.3~13億円)ほどをFIFAに提示したとのこと。

ジャンニ・インファンティーノ(FIFA会長)

「オファーが公正でないことが続くなら、FIFA女子W杯を欧州5大国では放送させないことを余儀なくされるだろう。

私は世界中のすべての選手、ファン、サッカー関係者、大統領、首相、政治家、ジャーナリストたちに呼びかけ、女子サッカーに対する公正な報酬を求めるこの呼びかけを支援してもらう。女性たちにはその資格がある」

また、女子W杯を過小評価しないことがFIFAの義務だとも語ったという。

今年3月に同会長は、今大会の賞金総額を2019年フランス大会の3倍となる1億5,200万ドル(206億円)に引き上げたと発表。FIFAは、2026年・2027年大会までに男女の賞金額を同一にしたい意向がある。

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2019年の女子W杯は史上最多となる11.2億人が視聴した。最も多く視聴したのはヨーロッパの人達で、世界の他の地域の倍以上となる1人当たり平均4.14時間視聴したという。

ただ、これは欧州では時差の影響が少なかったことや準々決勝に進出した8か国のうち7か国が欧州勢だったことが要因とされている。

2023年大会のキックオフ時間は、英国では午前1時~12時。グループステージ3試合は9時半~12時キックオフで、決勝戦は11時キックオフとゴールデンタイムではない。

それでも、インファンティーノ会長は「オーストラリアとニュージーランドの開催なので、欧州ではゴールデンタイムにプレーされないかもしれない。だが、それでも朝9~10時なのでかなり適正な時間だ」と意気込んでいるというが…。

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