報道自由度、日本は68位 国境なき記者団、ランク三つ上昇

報道自由度ランキング

 【パリ共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は3日、2023年の世界各国の報道自由度ランキングを発表した。対象180カ国・地域のうち、日本は昨年から三つ順位を上げて68位。ノルウェーが7年連続で首位だった。

 昨年から大きく順位が変動した国々が目立ち、クリストフ・ドロワール事務局長は「多くの国で権力の攻撃性が高まり、インターネット上や現実の世界で記者に対する敵意が増している結果だ」と指摘した。

 RSFは、文章や画像を自動で作る生成人工知能(AI)の急速な発展もあり、知る権利を脅かし、ジャーナリズムを弱体化させていると警鐘を鳴らした。

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