照ノ富士、夏場所へ「順調」 出稽古で若元春らと10番

時津風部屋へ出稽古した横綱照ノ富士(手前左)=3日、東京都墨田区の時津風部屋

 大相撲で両膝痛のため4場所連続休場中の横綱照ノ富士が3日、東京都墨田区の時津風部屋へ出稽古し、新関脇若元春らと10番取り、8勝2敗だった。夏場所(14日初日・両国国技館)を見据えて「動けているか試しながら取った。順調に仕上がっているんじゃないか」と手応えを口にした。

 小結正代、幕内阿炎とも胸を合わせ、力強い右四つの寄りを見せた。若元春には左四つ十分に組ませ、寄りを残す場面もあり「どんな体勢にも対応できる体にしないといけない」と説明した。

 昨秋に手術した両膝は常に不安を抱える。好内容の稽古にも「ずっと満足はできないと思う」ともどかしさも口にした。

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