移住促進へ「メタバース」を活用 人口減少率ワーストの秋田県

秋田県が移住者の呼び込みに向け、開発を進めているインターネット上の仮想空間「メタバース」の画面

 人口減少率が10年連続で都道府県ワーストとなった秋田県は、移住者の呼び込みに向け、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した情報発信に乗り出す。新たな技術に関心が高い若者をターゲットに、秋田の魅力を伝えて好感度を少しでも上げることで「移住への第一歩」としてもらい、人口減少に歯止めをかけたい考えだ。

 「あきた移住・交流メタバース万博」と題した専用サイトを6月にも開設する。県の形をイメージしたメタバース内には、秋田犬やナマハゲなど各地の名物をモチーフにした6カ所のパビリオンを設置。訪れた人は、自分の分身となる「アバター」を操作して会場内を自由に巡る。

© 一般社団法人共同通信社