京都サンガ、川崎に0-1で敗れる VARで先制点幻に、終了間際に失点

サンガ―川崎 前半、シュートを放つサンガの山崎(サンガスタジアム京セラ)

 J1京都サンガFCは3日、サンガスタジアム京セラで第11節の川崎戦に臨み、0-1で競り負けた。リーグ戦3戦続けて白星がなく、勝ち点は13のまま。

 サンガは前節の柏戦から先発2人を入れ替え、川崎と松田が2試合ぶりにスタメンとなった。川崎は、昨季までサンガで守護神だった上福元が先発し、移籍後初の古巣戦となった。

 サンガは川崎にボールを保持されながら、コンパクトな陣形を維持して対応。前半11分には、白井の右クロスから佐藤のボレーシュートを放つなど、サイドから好機をつくった。

 サンガは後半開始から福岡が交代で入り、同12分にパトリックも投入。さらに同24分にパウリーニョとイヨハが入って布陣も変え、攻撃的に臨んだ。同27分には、福岡の左CKに遠いサイドで麻田が頭で合わせ、最後はパウリーニョがシュート。ネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認でオフサイドとなり、ゴールは認められなかった。すると終了間際、自陣中央のクロスを小林にヘディングで合わされ、決勝点を奪われた。

 曺監督は「選手たちは120パーセント力を出した。自分たちが勝ち点3を取ってもおかしくなかったと思うが、最後の最後で相手に底力を見せられた。選手に対してこうしたら良かったとかは全くない。僕の勝ち運とか(勝敗を分けた理由は)あるとしたらそういうこと。試合終了後、サポーターも選手を誇りに、また戦うぞと拍手をもらったのはスタジアムで歴史の残る思い出。悔しいが、顔を上げてやっていきたい」とコメントした。

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