こいのぼりの産地として知られる埼玉県加須市の利根川河川敷で3日、全長100メートル、重さ約330キロの「ジャンボこいのぼり」が、快晴の大空を泳ぎ、観客約6万人が楽しんだ。
作業員らが風向きを見極めながら、大型クレーンで高さ約100メートルまで引き上げた。直径約10メートルの口から風を取り込み、巨体を悠々となびかせると、見守った家族連れなどから歓声が上がった。
イベントは町おこしの一環で始まり、現在のジャンボこいのぼりは4代目。加須市のこいのぼり職人がデザインを手がけ、ピンクや青、緑などで彩られている。
孫を連れて来た男性は「きれいに一直線に上がってくれた」と笑顔で話した。