今年の気温、世界的上昇も WMO、エルニーニョ現象

 【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は3日、今年は南米ペルー沖の海水温が上がる「エルニーニョ現象」が発生する可能性が高く、世界的な気温上昇につながる恐れがあると指摘した。

 エルニーニョとは逆に、ペルー沖の海水温が下がり気温を押し下げる効果がある「ラニーニャ現象」が2020年から3年連続で続いてきた。ラニーニャが「異例の長さ」(WMO)にわたったにもかかわらず、世界の気温の高止まり傾向は続いており、15~22年の平均気温は観測開始以来、最も高くなった。

 現在はエルニーニョでもラニーニャでもない状況だ。

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