だんじり続々、神戸・御影の町を勇壮に 全11台が4年ぶりに勢ぞろい、夜空に響く太鼓やかねの音

大勢の見物客の中を勇壮に進むだんじり=3日夜、神戸市東灘区御影中町3(撮影・中西幸大)

 神戸市東灘区の御影地区で3日、だんじりのパレードがあった。地区の全11台が阪神御影駅前に集結し、太鼓やかねの音で大型連休中の町を盛り上げた。

 江戸時代からの歴史があるとされる東灘のだんじりは、春や秋の例祭で御影、本山、本庄、魚崎、住吉の地区ごとに町を練る。担いで練るだんじりに対して、引いて巡行することから「曳きだんじり」と呼ばれる。

 新型コロナウイルス禍などもあり、御影の全11台が出そろうのは4年ぶり。夕方、続々とだんじりが会場に集まると、沿道は拍手や歓声で沸いた。御影連合会の寄晃嘉会長(51)は「やっぱりだんじりは町の結束を強くしてくれますね」とほほ笑んだ。(大田将之)

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