認定こども園で虐待疑い、三重 給食強要し失禁も、桑名市が調査

虐待が疑われる不適切保育のあった三重県桑名市の「長寿認定こども園」=3日午前

 三重県桑名市の「長寿認定こども園」で、保育士が給食を食べるよう約4時間にわたり強要し、園児が失禁するなどの虐待が疑われる不適切保育があり、市が立ち入り調査していたことが3日、市関係者への取材で分かった。

 関係者によると、3月中旬に保護者から市に相談があり、事案が発覚。市は立ち入り調査を実施し、給食を食べるよう強要したり、園児の足を引っ張ったりする不適切保育があったと確認したという。市は他にも不適切な保育がなかったか調べる。

 園は保護者会で不適切保育があったと説明。該当保育士を自宅待機とし、園長は交代するという。

 市は臨床心理士を園に派遣し、子どもの心理的ケアに努めている。

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