静岡国際陸上が5月3日、静岡県袋井市のエコパスタジアムで行われ、2023年の世界陸上、アジア大会へとつながる国内トップレベルの戦いの中で静岡県勢が躍動しました。
2022年のオレゴン世界陸上に出場した選手たちなどトップアスリートが一堂に会した静岡国際陸上。女子200mに出場した富士市立高校の小針陽葉選手(2年)が大舞台で躍動しました。
予選で23秒52と自己ベストを大きく上回る走りを見せ、高校生ながら決勝に進出。決勝でも実力者が顔を揃える中4位に食い込み、会場を大いに沸かせました。注目の逸材は、静岡県高校記録だけでなく、日本高校記録を視野に入れています。
パラ男子100mT63のクラスに出場したのは東京パラリンピック代表、静岡県掛川市出身の山本篤選手。懸命な走りを見せましたが結果は2位。惜しくも優勝とはなりませんでした。
<山本篤選手>
「世界パラが7月にあるので、できなかったことを修正しながら世界パラのいい記録につなげていけたらと思います」
そして、注目は男子200m。オレゴン世界陸上代表上山紘輝選手や同じく代表で御前崎市出身の飯塚翔太選手が出場しました。
スタートダッシュに成功した飯塚選手でしたが、後半、徐々に失速してしまいます。懸命に走りますが最後までスピードに乗り切ることはできず、そのまま5位でフィニッシュ。3連覇とはなりませんでしたが、地元・静岡を盛り上げました。
<飯塚翔太選手>
「80mくらいまではうまくのせていたけど、逆に使い切っちゃった感じだったので次はしっかり確立してレース展開うまく走りたい」