DDTプロレスは5月3日、神奈川・横浜武道館にて『MEGA MAX BUMP 2023 in YOKOHAMA』を開催。KO-D無差別級王者の火野裕士が飯野“notセクシー”雄貴の挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。
このタイトル戦は飯野がセクシーを封印することが条件で実施されるもので、5・3横浜までにセクシーさが漏れ出たら、タイトル戦自体が“無効”となり、その判定をセクシーカウンターなる機械を持ったセクシージャッジマンの大石真翔が行っていた。
セクシーを封印して臨んだ飯野は火野と正面からぶつかり、ショルダータックル合戦を展開。逆水平チョップの打ち合いが場外から花道まで続いていき、飯野が入場ゲート内に回避。油断した火野を後ろから襲うと、松井レフェリーが巻き込まれ転落。
そして、ディーノが大石にリップロック。二人がチョップ合戦をしていると、ディーノが大石にテーブルクラッシュのパイルドライバーを見舞うと無法状態となった。
フェロモンズの面々がゲート奥へ向かうと火野も追いかけた。
するとディーノがマイクアピールの後に、手錠をかけられた火野と共に飯野“スーパーセクシー”雄貴となって登場するとリングに上がりフェロモンズが火野にセクシー殺法を見舞う。
しかし、回復した大石が助太刀すると、セコンド陣にフェロモンズを排除させた。
そこからまたストロングな展開となり、最後は火野がFuckin’BOMBで試合を決めた。
勝利した火野はマイクを持ち「飯野、お前ちゃんとやったらめっちゃ強いやんけ。お前はすごいレスラーや。でもな、友達はちゃんと選べ」とアドバイス。
これにディーノは「セクシーが、あえてセクシーという。このセクシーが、どういうつもりで私たちとつるんでるどうかわからねえが、少なくとも、これが飯野雄貴が選んだ人生だ。辛いなあ、人生を変える瞬間を逃すって辛れーな。だが、いつもリング上で我々が叫んでることを実践しなければ申し訳がたたねえ。そうだ、辛い時こそフェロモンズを見る。だから、どんだけ辛くても、ケツ出そう。そしてさしあたって、これ終わって売店いこう。裕士、この生き方で次はもう一度、てめえのところに、もう一度、たどり着く。次は、最初からアナル全開だ。セクシー」と返す。
続けて飯野は「ユー・アー・フレンド。アイ・アム・セクシー。ウィー・アー、せーの、フェロモンズ」と皆でポーズを決めるとリングを後にする。
そして、火野は「まあ、友達は自分で選んだらええな。まあでも今日みた人わかるやろ。飯野はすごいぞ！普段はフェロモンやセクシーや肛門やアナルやなんか言うとるけども。なんか言うとるけどな、本物の実力は今日みた通りや。あいつめちゃくちゃ強い。ふざけてやってるわけじゃない。レスラーはああいうふうなスタイルでやってもな、みんなめちゃめちゃすごいんや。そのすごいプロレスラーが集まってるのがここDDTや。お前ら！これからもすごいプロレスを見たいんやったら、ここDDTに集まれや。この、この、この、この、ボケどもが～！」と大会を締めた。
余談ではあるが、フェロモンズのバックステージコメントの際に、記者のボイスレコーダーが飯野のセクシーなお尻に挟まれてしまったことはお伝えしておきたい。
大会名：MEGA MAX BUMP 2023 in YOKOHAMA
日時：2023年5月3日(水)開始14:00
会場：神奈川・横浜武道館
メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
＜王者＞○火野裕士 vs 飯野“スーパーセクシー”雄貴●＜挑戦者＞
22分28秒 Fuckin’BOMB→体固め
第80代王者が2度目の防衛に成功。
〈写真提供：DDTプロレスリング〉
