3歳が意識不明…首にロープ絡まる 自然を重視の人気保育園で 娘を預ける親「しっかりした保育士まさか」

保育園で3歳が意識不明となる事故発生=埼玉県警

 埼玉県久喜市のなずなの森保育園で2日、園庭の遊具で遊んでいた男児(3)の首にロープが絡まり意識不明の重体となった事故で、ロープは常設ではなく事故当日に取り付けられたとみられることが県警への取材で分かった。

 県警などによると、事故当時、園庭には34人の園児と6人の保育士がおり、男児は園庭にある土で盛られた山で複数人で遊んでいたとみられている。近くで遊んでいた別の園児がロープに首が絡まった男児を発見。保育士はいずれも事故を目撃していなかった。

■教育方針の評判良く

 連休の合間に、幼児が園庭の遊具で重体になる痛ましい事故が起きた。過去に長女をなずなの森保育園に預けていた40代の男性は事故の一報を聞いて驚いた。

 男性によると、同園は小学校に就学する前までの子どもたちが入園。自然になるべく多く触れさせようという教育方針で、保護者からの評判も良かった。

 男性は「保育士さんもしっかりしていて、遊ぶ子どもたちをよく見ていた。事故を起こすような印象はなく、まさかと思い、びっくりした」と話した。

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