エンゼルスが土壇場の粘りで逆転勝利 大谷はヌートバーを3K斬り

【エンゼルス6-4カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

大谷翔平が先発登板し、ラーズ・ヌートバーとの「侍対決」が注目された試合は、エンゼルスが9回表にジェイク・ラムの2号ソロで同点とすると、マイク・トラウトの8号ソロで逆転に成功するなどこの回3得点を挙げ6対4でカージナルスに逆転勝利。大谷は4失点で白星こそ逃したものの、タイムリーを含む3安打を放ち、ヌートバーを3三振に封じる活躍でこの対決を制した。エンゼルス3番手のライアン・テペラが2勝目(1敗)をマークし、4番手のカルロス・エステベスが7セーブ目を記録。カージナルス4番手のジオバニー・ガイエゴスは1敗目(1勝)を喫している。

先発マウンドに登ったエンゼルスの大谷翔平は、1回表に先頭のヌートバーから三振を奪うと、続くポール・ゴールドシュミットも三振に仕留めるなどエンジン全開の立ち上がりを見せるも、3番のノーラン・ゴーマンに先制ソロを浴びてしまう。それでもエンゼルスは2回表にブランドン・ドルーリーの6号ソロで同点とすると、3回表には大谷自身が勝ち越しタイムリーを放つなど2得点で3対1とリードを奪った。

しかし大谷の投球が安定しない。4回裏にノーラン・アレナドとウィルソン・コントレラスの連続二塁打で1点差に迫られると、カールソンにまさかの今季1号を献上。大谷は結局5回を投げてキャリアハイの13三振を奪い、通算500奪三振に到達してベーブ・ルース以来となるキャリア500奪三振&100本塁打を達成したものの、4失点と前回登板に続いて不完全燃焼なピッチングとなってしまった。

それでもエンゼルスはチームメイトが意地を見せる。リリーフ陣が無失点で試合をつなぐと、9回表の先頭で打席に立った代打のラムが起死回生の同点弾。さらに一死後にトラウトが値千金の勝ち越し弾を放つと、大谷も二塁打で続き、アンソニー・レンドンのタイムリーで追加点とチーム全体が力を発揮した。

打者としては「3番・DH」を務めた大谷はライト前ヒット、ライト前タイムリー、ショートフライ、セカンドゴロ、センターオーバーの二塁打で5打数3安打1打点の活躍。今季成績を打率.307、19打点、OPS.918としている。一方「1番・右翼」でスタメン出場したヌートバーは、大谷の前に3連続三振を喫した後の第4打席もファーストゴロに倒れ4打数ノーヒット。今季成績は打率.214、OPS.728となった。

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