米大統領次男、捜査大詰め 税務違反の疑い、再選に打撃も

バイデン大統領の次男ハンター氏(後方)=1日、米南部アーカンソー州(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は3日、バイデン大統領の次男ハンター氏が税務や銃登録手続きに違反した疑いを巡る検察の捜査が大詰めを迎え、訴追するかどうかを近く判断する見通しだと伝えた。野党共和党はハンター氏の疑惑追及を強めており、訴追されれば2024年大統領選で再選を目指すバイデン氏に打撃となる。

 同紙によると、東部デラウェア州の連邦検事とハンター氏の弁護士らが先週、ワシントンで協議した。ハンター氏は収入を正確に申告しなかった疑惑や、18年に薬物依存を申告せず銃を購入した疑いが持たれている。

 弁護士らは起訴猶予や軽い罪状での訴追を求めたとみられる。

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