フォロワー21万人超!元倉敷工野球部の人気TikToker「サポ魂」が考案 新感覚スポーツ「タイムベース」とは? 岡山

SNSで話題となっている新感覚スポーツに注目します。野球のようで野球でない? フォロワー21万人以上の人気TikToker(ティックトッカー)が考案した新スポーツ「タイムベース」とは!?

麦わら帽子をかぶった岡山弁の監督と、クセが強めの部員たちが繰り広げる、熱血スポーツ物語? フォロワー21万人以上の人気TikToker「サポ魂(さぽたま)」の動画です。

手がけているのは、草野雄輔さん(25)と釜谷泰司さん(25)。

ふたりとも倉敷工業高校の野球部でプレーしていました。

(サポ魂/釜谷泰司さん)
「若い人を中心に、球場とか行ったら声を掛けてもらったり、そういった機会が増えてきている実感はあります」

実はこの2人、新しいスポーツを広めようと動画の投稿を続けているんです。

(サポ魂/草野雄輔さん)
「『タイムベース』って僕と相方でつくったスポーツなので、知ってもらえるのは僕らの動画しかない。野球をやったことがない子どもたちとかに野球の入り口にしてもらえるようなスポーツにできたら」

「タイムベースは、フェアゾーンが野球よりも狭いんです。ホームにあるストライクネットに入ればストライク。ホームと1塁しかなく、ピッチャーが投げるマウンドを1塁ベースとします」

「ピッチャーと守備2人の3人制。打った球を4秒以内にピッチャーに返せばアウト」

「ランナー1塁の場合は、ホームでアウトをとると得点を阻止」

「タイムベースは名の通りバットにボールが当たってからの時間でアウトを決めるスポーツなんです」

(サポ魂/釜谷泰司さん)
「1チーム3人でできる少人数型野球で、ピッチャーが投げたボールをバッターが打って、バットに当たってから4秒以内に(守備が)ピッチャーに返すことができればアウトという斬新なルールのスポーツです」

サポ魂が考案したタイムベースは、普通の野球と比べて省スペースでプレーできることも特徴です。

さらに、野球のボールではなく穴を開けたテニスボールを使うことでタイムベースにちょうどいい飛距離を出すなど、オリジナルの工夫も。

投げる、打つ、守るといった野球の要素を盛り込みながら、より気軽に楽しむことができる新しいスポーツ。これなら初心者でも野球の雰囲気を味わえそうです。

早速、小中高吹奏楽部の記者が挑戦しましたが……、結果は三振。

(記者)
「……魔球か何かですか?」

サポ魂は兵庫県赤穂市や岡山県内で活動していて、月に1回から2回、視聴者向けのイベントを開いています。

(サポ魂/釜谷泰司さん)
「毎回、来てくださる方が楽しんで帰ってくださるという実感はあるので、これから普及する点においては、やっていけるのではないかと思います」

協賛する企業を募り、全国各地で大会を開くなど、活動を広げることが目標だそうです。

ちなみに……、タイムベースをPRするTikTok(ティックトック)の動画には14人の登場人物が出てきますが、すべて2人で演じているということです。

(サポ魂/釜谷泰司さん)
「自分たちのコンビとしての知名度を上げるために寸劇をメインとして動画制作をしています」

(サポ魂/草野雄輔さん)
「小さいお子さんから僕らぐらいの社会人の方、もちろん僕らよりももっと年上の方も楽しめますし、人数が足りない小学校のチームもあるとよく聞くので、野球の体験というか、野球をしたい人もタイムベースをしてほしいと思います」

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