第1四半期GDP伸び率は2.7%

李家超・行政長官は5月2日、行政会議前の記者会見で香港の第1四半期の域内総生産(GDP)伸び率は2.7%に達し、昨年の4期連続のマイナス成長から脱却したことを明らかにした。3日付香港各紙によると、李長官は「第1四半期の輸出は下落したものの、中国本土の経済が引き続き速い成長を維持し、香港の航空輸送力が回復を加速しているのに伴い、香港の第2四半期の経済は第1四半期より良くなり、今年の経済はきっと昨年より良くなる」と述べ、香港経済は引き続き上向くと予想した。李長官は、香港と本土が2月初めに全面的な出入境を再開し、香港官僚が海外で香港のプロモーションを行い、消費券を支給し、来港者数も顕著に回復、3月に社交距離措置を全面的に撤廃して社会が新型コロナ禍から脱却したことで経済は徐々に回復したと指摘した。2022年の通年のGDP伸び率はマイナス3.5%だったが、政府は今年は3.5~5.5%に回復すると予測している。

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