スーダン、激しい衝突続く 軍は1週間の停戦同意と表明

3日、スーダンの首都ハルツームから上がる煙(ゲッティ=共同)

 【カイロ共同】スーダン軍は3日夜、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘を4日から1週間停止することに同意したと表明した。南スーダン政府が2日、両者が1週間の停戦に原則合意したと表明していた。現地報道によると、4日も首都ハルツームと周辺で激しい衝突が続き、RSFは軍が停戦に違反し続けていると非難した。軍は、RSF側が攻撃してきたと主張した。

 スーダン軍は、南スーダンとケニア、ジブチの首脳を交えて停戦を協議する代表者を指名することにも同意した。東アフリカの地域機構「政府間開発機構(IGAD)」の提案という。

 軍とRSFの停戦合意はこれまでもたびたび破られており、事態収拾のめどは立っていない。

 スーダン北東部ポートスーダンに入った国連人道問題調整室(OCHA)のグリフィス室長は、軍トップのブルハン統治評議会議長と、RSFのダガロ司令官と電話会談したとツイッターで明らかにした。人道支援と援助要員の安全確保の必要性を強調したという。

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