<新型コロナ>重症者数じわり上昇…埼玉236人感染 8日の5類移行後、変わる事、変わらない事おさらい

新型コロナ、埼玉新たに236人感染

 埼玉県は4日、新たに0~90歳以上の236人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。300人を下回るのは5月1日以来。死者の報告はなかった。感染者の内訳は県管轄が177人、さいたま市23人、川口市14人、川越市14人、越谷市8人。1週間の感染者数の平均は556.4人。

 これまでに確認された感染者は181万3197人。死者は4006人。3日夜時点の重症者は5人、入院は185人、宿泊療養は0人。

 クラスター(感染者集団)関連は3件で、新たに感染が確認された施設はなかった。

■新型コロナ5類移行後の動き 5月2日の知事会見の一幕

 知事 これまで新型コロナウイルス陽性となった方や濃厚接触者については外出などの制限がありましたが、8日以降はなくなります。陽性のご登録や療養中の健康観察も同様になくなります。治療費はこれまで自己負担分を公費で支援しておりましたが、今後は自己負担額が生じます。療養期間は個人の判断が尊重されます。ただし、他人に感染させるリスクが高いことから、発症後5日間かつ、症状軽快から24時間経過までは外出を控えることをお勧めいたします。8日以降も、これまでと変わらないこともあります。換気や手洗いなど、基本的な感染防止対策は継続していただきたいと思います。発熱などの場合は当面の間、診療・検査医療機関で受診をしていただきます。受診先の確認や、迷う場合は県の総合相談センターにご相談いただきたいと思います。ワクチン接種は引き続き無料です。入院は、幅広い医療機関で受け入れをすることとなります。県は病院による受け入れを促進するとともに、病床確保を継続します。入院調整は基本的には病院と診療所、もしくは病院と病院による病診・病病連携になります。人工呼吸管理が必要な重症患者などについては、行政がコーディネーターによる助言を行ってまいります。

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