目標の30万人突破 となみチューリップフェア、19年以来

花が植え替えられ、観光客でにぎわう回廊「花の大谷」=砺波市の砺波チューリップ公園

  ●好天4万1000人来場 「花の大谷」に列 

 砺波市の砺波チューリップ公園で開催中の2023となみチューリップフェア(富山新聞社、北國新聞社後援)は4日、観光客ら4万1千人が訪れ、にぎわいを見せた。4月22日開幕からの総入場者数は32万1千人を数え、当初目標の30万人を突破した。30万人超えは2019年の32万5千人以来となり、運営本部関係者は「コロナ前に戻った」と喜んだ。

 4日は好天に恵まれ、午前中から大勢が詰め掛けた。4月23日の4万4千人に続き2度目の4万人超えとなった。立山黒部アルペンルートの名物「雪の大谷」にちなんだ高さ4メートル、長さ30メートルの花の回廊「花の大谷」は、会期前半の雪を表現した白色から、春爛漫をイメージした多彩な色合いに植え替えられた。4日は最大で40分待ちとなる人気ぶりだった。

  ●5日が最終日、小中学生無料

 最終日となる「こどもの日」の5日は、小中学生が入場無料になる。午前11時から全国トップレベルの演奏技術を誇る大阪桐蔭高吹奏楽部の特別演奏会がチューリップステージで開催される。同吹奏楽部は午後2時半から市文化会館で公演(有料入場券が必要で完売)する。

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