千里浜ずらずら GWまだまだ行楽日和

 5連休2日目、みどりの日の4日、石川県内は絶好の行楽日和となり、金沢をはじめ加賀や能登もゴールデンウイークを楽しむ人たちで活気づいた。羽咋市と宝達志水町にまたがる千里浜なぎさドライブウェイでは、波打ち際に止めた車の列が延び、訪れた若者らは水遊びや記念撮影に笑顔を見せた。

 ドライブウェイは2日から全線で通行できる状況が続き、浜茶屋や貝売店もにぎわった。千里浜海岸の浜茶屋「山田屋」の店主山田俊一さん(75)は「忙しくて、久しぶりに何も食べずに仕事をした。このまま晴れの日が続いてほしい」と話した。

 羽咋市の気多大社にも多くの観光客が訪れ、駐車場は観光バスや車でいっぱいに。参拝客が絶えなかったため、午後4時半の閉門を1時間半延長した。三井孝秀宮司は「コロナ禍前を上回る人出だ」と驚いた様子で話した。

  ●5日、金沢29度予想

 この日は気温が上がり、加賀中津原で25.5度の夏日を記録した。輪島24.6度、金沢23.9度など各地で5月下旬~6月中旬並みの汗ばむ陽気となった。

 金沢地方気象台によると、5日はさらに上昇し、金沢の最高気温は29度と予想される。夕方からは雲が広がって夜遅くには雨が降り出す所がある見込み。6、7日も雨で、7日からは気温が下がるとみられる。

© 株式会社北國新聞社