「こどもの日」のきょう5日は西日本では不安定な天気で雨の降る所があり、北海道や東北北部の天気もゆっくり下り坂に向かう。
東日本や東北南部では晴れる時間が長いが、気温が高く、30℃を超える暑さになる所もありそうだ。
■東日本や東北南部は暑さに注意
きょうは東日本や東北南部では概ね晴れて、行楽日和となりそうだ。たっぷりの日差しと南よりの風で気温が上がり、30℃以上の真夏日になる所もある見込み。
特に気温が上がりそうなのが福島で最高気温は30℃、山形、熊谷、長野、金沢、那覇などで29℃、前橋、さいたま、松本(長野県)、長岡(新潟県)、奈良などで28℃と、平年を大幅に上回る気温が予想されている。東京でも27℃まで上がる予想で、今シーズン一番高い気温となりそうだ。
まだ暑さに慣れていない時季であるため、こまめに水分補給をするなど、熱中症に注意したい。また、車でお出かけされる場合、炎天下に駐車した時など車内の温度が急に上がって非常に暑くなるケースがあるため、注意が必要だ。
■西日本は雨雲拡大
大陸から前線が近づき、西日本には南から湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になっている。
午前5時現在、雨が降っているのは中国・四国地方の一部だが、日中は雨の範囲が広がりそうだ。全く降らない所もあるが、局地的には雷を伴って激しい雨が降るおそれもあるため、出かける時に雨が降っていなくても、雨具を準備しておきたい。
気温は雨でもそれほど低くはなく、湿度が高いため、少しジメっと感じられるかもしれない。
■北日本も夜は傘の出番に
北海道や東北北部も天気が下り坂で、次第に雲が増えてくる。日中も弱い雨が降る所はありそうだが、前線が近づく夜から雨の範囲が広がる見通し。
日本海側から雨雲がかかってくるため、帰宅が遅くなる場合は雨具が必要となる。
(気象予報士・多胡安那)