まるでジャングル…恐竜列車に子どもたち大興奮 えちぜん鉄道、福井県立恐竜博物館リニューアル合わせ7月運行

恐竜列車内のモニュメントやジャングルをイメージした座席を楽しむ家族連れ=5月4日、福井県福井市松本上町のえちぜん鉄道車両基地

 えちぜん鉄道が、7月の福井県立恐竜博物館(勝山市)リニューアルオープンに合わせて運行する来館者向け観光列車「恐竜列車」の内覧会が5月4日、福井市松本上町の同社車両基地で始まった。多くの家族連れが訪れ、子どもたちは細部まで恐竜にこだわった車両に目を輝かせていた。

 列車は2両編成で、車体にアメリカ大陸で発見された恐竜34体が描かれた車両と、福井県を含むアジア各地の42体をあしらった車両がある。内部にもウレタン製の恐竜モニュメント計3体が置かれている。

 内覧会は4~6日にそれぞれ午前1回、午後2回実施。初日の午前の部には家族連れら28人が参加。車両の外観を見た後、車内に入り、モニュメントと一緒に記念撮影したり、化石やジャングルをイメージした客席に座ったりして楽しんでいた。

 お気に入りの恐竜の人形を持って参加した福井市の男児は、車内のモニュメントに大興奮。母親(38)は「細部まで恐竜にこだわっていてすごい。走っている列車にも乗せてあげたい」と話した。

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 列車は勝山永平寺線の福井発勝山行きの直行便で、片道のみの運行。予約制で定員50人。今後、具体的な運行計画を決め、6月上旬から予約を受け付ける。乗車料金と同館入館料などとのセット販売になる予定。冬季を除く土日祝日のほか、夏休み中は平日も運行する予定。

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