鶴岡市油戸で5日の「子どもの日」に合わせ、地元住民が海岸沿いに、こいのぼりを掲げている。潮風に揺られ、悠々と泳ぐ姿を観光客らが楽しんでいる。
地元住民たちが地区内で使われなくなったこいのぼりを集め、十数年前から大型連休に企画している。当初は山沿いに掲揚していたが、最近はコイが海に泳ぎ出すように設置している。今年は1日に約50匹を取り付けた。
近くには加茂水族館があり、連休中は地区内の通行量が増す。写真撮影する家族連れの姿もあり、油戸住民会の佐藤満会長(72)は「コイと海の珍しい組み合わせ。景色を見て和やかな気持ちになってほしい」と語った。天候などを考慮し、今年の設置は5日までの予定。