■「二地域居住」楽しんで
田園風景の中でゆったりとした暮らしを楽しんでもらおうと、住宅建設販売のグランドデザイン(茨城県桜川市犬田、倉品広樹社長)は3日、同所に滞在型アウトドア施設「森と蔵」をプレオープンした。新型コロナウイルス禍でライフスタイルが変化し、テレワークが普及していることなどを踏まえ、都市と地方の両方に拠点を持つ「二地域居住」に興味のある都市住民をターゲットに住居として貸し出す方針。
「森と蔵」は、周囲に山や水田が見えるのどかな場所に位置する。約2500平方メートルの敷地内に、畑が付いた木造平屋建ての住居8棟がある。延べ床面積は約50平方メートルで、間取りは1LDK。
8棟のうち、6棟が基本契約期間2年間を想定し、月額8万8千円で利用できる。2棟は一時利用者向けで、2万8千円で1泊のみ使用ができる。
グランドオープンは6月ごろの見通し。昨年11月から入居者の募集を始め、これまでに30件以上の問い合わせがあった。都内などから既に4件の予約が入っている。
野菜や果物の収穫体験やサイクリング、庭を利用したキャンプなど、グランドオープンに向けさまざまな体験事業を用意する予定だという。
倉品社長は「田舎を楽しめるアクティビティーを提案していきたい」としている。