拉致問題、家族会「優先解決を」 訪米し訴え

記者会見する拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(左)と事務局長の飯塚耕一郎さん=4日、米ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】北朝鮮の拉致被害者の早期帰国に向け、協力を求めるために訪米した被害者家族会代表の横田拓也さん(54)は4日、米首都ワシントンで記者会見した。帰国を待つ家族が高齢化しているため、拉致問題を北朝鮮の核・ミサイル問題と切り離し「優先的に解決する必要がある」と訴えた。

 拓也さんは横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟。家族会からは、田口八重子さん=同(22)=の長男で事務局長の飯塚耕一郎さん(46)も参加した。飯塚さんは「ここ2、3年、拉致被害者と家族が死別する最悪なケースが続いている。増やしてはならない」と早期解決を求めた。

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