北朝鮮、核実験場の道路完成 西側坑道、新たに二つの建造物

4月21日に撮影された北朝鮮北東部豊渓里にある核実験場の西側坑道付近に完成した道路(左)と新たに建設された建造物(中央)の衛星写真=(CSIS/Beyond Parallel/(C)Airbus DS 2023提供・共同)

 【ワシントン共同】米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は4日、北朝鮮北東部豊渓里の核実験場を4月21日に撮影した商業衛星写真に基づき、西側坑道付近で整備されていた道路が完成し、新たに二つの建造物が建設されていることを確認したと発表した。

 西側坑道は2018年5月に爆破されて以降、修復されていない。CSISは核実験を実行できるようにするための作業の一環か、各国を欺くための偽装工作の可能性があるとしている。

 南側の坑道は既に修復済みで、核実験が迫っている目立った兆候は見られないとしながらも、7回目の核実験が行われるとすれば、ほぼ確実に豊渓里で実施されると分析した。

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