B2青森ワッツ、強敵・千葉撃破へ闘志 初進出のプレーオフ、6日初戦

アルティーリ千葉とのプレーオフ初戦に向け練習に励む青森ワッツの選手たち=4日午前、青森市

 プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の青森ワッツは6日から、千葉ポートアリーナ(千葉市)でアルティーリ千葉とのプレーオフ(PO)初戦となる準々決勝に臨む。東地区5位のワッツに対し、千葉は同1位と強敵だが、高原ヘッドコーチ(HC)は「守備を頑張ればチャンスはある。応援してくれる方が期待して楽しんでもらえるバスケットをやりたい」と闘志を燃やす。ワッツは4日、青森市で調整に汗を流した。

 POには7チームずつで構成する東西各地区の上位3チームと、残る8チームのうちの上位2チームがワイルドカードとして出場。全て2戦先勝方式で実施する。

 ワッツはチーム創設10周年の節目を迎えた今季、28勝32敗でリーグ戦を終え、ワイルドカード枠の下位でBリーグ発足後初のPOに進んだ。千葉は2020年に創設。今季B3からB2に昇格して47勝13敗の成績を収め、地区優勝を果たした。

 両チームの今季対戦成績はワッツの2勝4敗だが、直近のホーム・アウェー戦はいずれも1勝1敗と五分。千葉は1試合平均得点86.4点と攻撃力が高く、PFアシュリーら外国籍選手、3点シュートが武器のSG・SF大塚には特に警戒が必要だ。

 4日は青森市のカクヒログループスタジアムで約1時間半、ゲーム形式の練習などに取り組んだ。高原HCは「外国籍選手はうちと千葉はイーブンなので、日本人選手がどれだけ頑張れるかが大事。守備から走るバスケットをやるだけだ」と強調。司令塔のPG會田は「個人としても初めてのPOでワクワクしているし、シュートの調子もいい。ワッツの魅力を最大限引き出せるような展開に持っていきたい」と意気込んだ。

 千葉とのPO準々決勝第1戦は6日、第2戦は7日のいずれも午後3時に始まる。1勝1敗の場合は8日午後7時から第3戦が行われる。

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