中国ロシア念頭、安保協力強化へ 日シンガポール首脳会談

会談前、握手するシンガポールのリー・シェンロン首相(右)と岸田首相=5日、シンガポール(内閣広報室提供・共同)

 【シンガポール共同】岸田文雄首相は5日(日本時間同)、アフリカ歴訪を終えて帰国途中、シンガポールでリー・シェンロン首相と会談した。ロシアのウクライナ侵攻や、東・南シナ海への進出を強める中国を念頭に、安全保障協力の強化を確認する見通しだ。

 日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現へ向けて連携を申し合わせる。両国が参加する環太平洋連携協定(TPP)を踏まえ、経済協力についても意見を交わすとみられる。

 首相は日本時間5日未明、アフリカ4カ国歴訪で最後の訪問先となったモザンビークを出発。政府専用機の給油のためシンガポールに立ち寄った。5日夜に帰国する。

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