米大統領、AIリスクへ対応要請 開発企業4社トップと会談

米ホワイトハウスに着いたオープンAIのアルトマンCEO(右)ら=4日(AP=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は4日、生成人工知能(AI)を扱う米企業4社トップと会談し、開発企業には自社製品の安全性を確保する基本的な責任があるとして、リスク軽減への対応を要請した。

 4社は、「チャットGPT」を運営するオープンAIとグーグル、マイクロソフト、新興企業のアンソロピック。ホワイトハウスによると、AIに関連するリスクについて4社と懸念を共有した。

 会談はハリス副大統領が主宰した。バイデン氏は当初参加予定ではなかった会談に立ち寄り、新たな技術への対応が「本当に重要だ」と訴えた。技術革新を重視しつつも、リスク軽減策は不可欠との危機感を、これまで以上に示した。

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