米軍制服組トップにブラウン氏 黒人2人目、NYタイムズ報道

米ホワイトハウスのイベントで、バイデン大統領(左端)の前で笑顔を見せるチャールズ・ブラウン空軍参謀総長(中央)=4月28日(AP=共同)

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は4日、バイデン大統領が次の米軍制服組トップの統合参謀本部議長に、空軍制服組トップで黒人のチャールズ・ブラウン参謀総長を指名する方針を固めたと報じた。上院の承認を得て就任すれば、黒人の統合参謀本部議長はブッシュ(父)政権時のコリン・パウエル氏以来で2人目。

 オースティン国防長官も黒人で、同紙は国防長官と統合参謀本部議長の両ポストを黒人が務めるのは米史上初と指摘した。米軍を構成する約130万人のうち約43%が有色人種といい「長きにわたって白人男性が主要ポストを占めてきた軍で、人種的少数派にとって大きな一歩となる」と伝えた。

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