金峰山「けがなく8番勝ちたい」 カザフ出身、幕内上位に躍進

稽古で相撲を取る金峰山=東京都墨田区の木瀬部屋

 入幕2場所目の大相撲夏場所(14日初日・両国国技館)で東前頭5枚目に躍進したカザフスタン出身の金峰山が5日、東京都墨田区の木瀬部屋で稽古し「思い切ってやる。けがなく8番勝ちたい」と勝ち越しを目標に掲げた。出稽古の幕内水戸龍らに4勝4敗だった。

 25歳の金峰山は新入幕の先場所に11勝を挙げ、敢闘賞を受賞。突き、押しで脇が甘くなる点を修正し、てっぽうも入念に続ける。4日の横綱審議委員会の稽古総見では横綱照ノ富士の胸を借り、初挑戦の可能性がある本場所へ「レベルが違う。やってみるしかない」と初々しく話した。三賞の賞金約200万円の半額ほどは両親に送り「また喜ばせたい」と意気込んだ。

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