トルコ、350万人が避難続く 地震発生から3カ月、長期化も

トルコ・ヌルダーでテント生活を送る男性=4日(共同)

 【ガジアンテプ共同】トルコ・シリア大地震は6日で発生から3カ月。トルコ政府によると、同国内では約350万人がテントなどの一時避難先での生活を続けている。一部で被災者用住宅の入居も始まったが、避難長期化は避けられない状況だ。

 地震では、トルコ国内で集合住宅など30万棟以上が倒壊や損傷するなどした。政府はこれまでに被災者用の住宅約32万戸を1年以内に建設すると表明。4月下旬には南部ガジアンテプ県ヌルダー近郊などで被災者向けの一戸建て住宅が少数完成し、被災者の入居も始まった。

 住人によると、入居当日、エルドアン大統領から住宅の鍵を手渡されたという。家電や家具も備え付けられていた。

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